BEAUTIFUL WORLD.

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pangkor laut resort,malaysia 10:00am

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パンコールラウト・リゾート。
ひとつの島に、ひとつのホテル。
島がつつみ隠すプライベートビーチ。

南の鳥のまぶたのまどろみ。
小説に白い砂粒がまじりあう。

ハレーション。
そして、ハレーション。








BEAUTIFULWORLD
by ayu_transit | 2007-07-30 01:07

Auvers-sur-Oise,france 11:00am

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オーヴェル・シュル・オワーズ。

なんだか自分が死んでいるような気分になる。

ひとの気配は、まるでない。
村の小道は静まりかえっている。
饒舌に咲きこぼれる花達。
ライムグリーンの扉。
ひんやりと乾いた風が、あたりの発光する緑の樹々の葉をなでる。

自分の声がうまく聞こえない感じ。
地に足がついていない感じ。
世界が完璧すぎるから、
自分が死んでいるような気分になる。

とてもいい気分になる。








BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-07-23 01:37

paris,7:30am

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ヴェルヌイユ通り近くの花屋さんで
朝の準備がはじまっている。

空はまだ明けきっていない。
店の灯りに生命を感じる。

パリという小宇宙があって、
その中に、花屋という小宇宙がある。

そりゃ、気が乗らないことも、
ぶつくさ言いたくなることあるかもしれないけど、
パリの花屋の小宇宙は、神聖なまま完結してる。

そんないいもんじゃないわよって
言うかもしれないけど、
少なくとも、この小宇宙は、
美しいものを尊重しない精神を
毅然と否定している。

パリの花屋の小宇宙。
それは、おそらく、これから永遠に、
私の中で、朝の時間を刻んでいくだろう。
静かに、神聖に、毅然と。









BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-07-22 01:11

Temple de la Sagrada Familia,barcelona,espana 15:30pm

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サグラダ・ファミリア。

この窓を見上げながら、
さしあたって、
「情熱」という言葉しか、思い浮かばない。

あの建築家が、
「きみの方はどう?」なんて聞いてきてる気がする。
「クソ。。。」

足元には、これから別の窓枠に取り付けられてゆく
素晴らしく独創的で美しいステンドグラスのパーツが、
重ねて置かれている。

「情熱」が重ねて置かれている。









BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-07-14 21:16

casamira,barcelona,espana 12:30pm

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前日カサ・バトリョで足をけがした。
前に痛めた靭帯をまた痛めてしまった。

ホテルのフロントは、
「クレジットカードで傷害保険に入っていれば
医者は無料ですよ」と教えてくれた。
「医者?」と思った。

今日、午前中で、旅行は終わりだった。
まだ、カサ・ミラを見ていない。
まだ、あの内部の構造体、見てないじゃん。。

前に、整骨院の先生がやってくれたテーピングを思い出して、
包帯で、なんとか固定して、タクシーでカサ・ミラに向う。
カサ・ミラの向かいが薬局だったので、
ちょっと寄って、薬局のおばちゃんに相談する。

おばちゃんは、「ちょっと足出してみて」とかなんとか言いながら、
足のサイズにあったゴム製の固定するものと、
テーピングで、なんとか歩けるようにしてくれた。

そして、カサ・ミラの内部に入いる。

圧巻。

ついに見れた、ほんとに見れた、
いま、ほんとに目の前にあるんだなあ、と思う。

なんて洗練されてるんだろう、
まるで、南米の植物みたいに洗練されている、と思う。

飛行機に乗って、タクシーに乗って、薬局に寄って、
たどりついたんだなあ、と思う。
何年か生きて、いろいろな目に遭って、
たどりついたんだなあ、と思う。

なんだか、自分の口座に、どっさりとなにかが振り込まれた気分。
ああ、これ見たから、もう、かなり大丈夫だ。。
なんて、意味もなく思う。
ガウディに、その意志の集合体に、会えたな、とも思う。


ショップには、手のひら大のフォトガイドブックの
日本語版があったので、購入。
帰りの飛行機で、穴があく程、繰り返し見よう。









BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-07-08 22:25

paris 7:00am+

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夜明けのセーヌ。
冷たい朝の風。
木でできたはしの真ん中。

不思議で美しい世界

誰かに会えそう。

そういえば、どこかの国では、一年に一度だけ、
星の河にかかる橋の上で、男女が出会うというおはなしがある。

闇が残る橋のたもとから
誰かがあらわれる。

ずっと会ってないひと。
もう会えないはずのひと。
ずっと会いたかったひと。


でもね、実際会ってみたら、
話すことなんてあんまりなくて、
欄干にもたれて、このきれいな朝明けを
一緒に黙って見てそうな気がする。

会えた不思議より、もっと不思議で美しい世界が目の前にある。

川面の色は、ブルーとオレンジが解け合った、
なめらかなセロファンみたいな色。

早起きの船が、その、なめらかなセロファンの表面に、
ゆったりと波紋をたてる。









BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-07-02 02:33