BEAUTIFUL WORLD.

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duomo,orvieto,italia 14:00pm

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祈りは、

空高く、のぼり、

ほどけてゆく。

とてもきれいに。







BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-05-29 01:52 | Comments(2)

my home 11:30am

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「焼きたてのパン買ってきたよー」
「スーパー、すごい混んでてさ。。」
「春のハーフコート、クリーニング出そうかな。。」
「今度、歌の発表会あるらしいよ」
「何歌うの?」「帰れソレントだって」
「京都の伊藤若冲、混んでるみたいね、80分待ちとか。。」
「宮内庁では、見たことあるのよね」
「もうスイトピー終わりか。。」
「アマリリス、二つ咲いたね。。」
「鎌倉文学館、バラが満開だって」
「あそこ駐車場ないんだよな。。」
「髪切りに行くけど、なんか買ってくる?」
「あ、じゃあ、ウーロン茶買ってきて。。」
「もみ、見た?」
「二階のベッドを陣取って寝てるよ。。」
「あ、でも、降りて来た。。」
「おはよう、もみちゃん。。」
「今、エゴの木満開だね」







BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-05-27 21:24 | Comments(2)

mediterranean sea 14:30pm

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旅の途中の地中海。
すいこまれそうな空と海。

旅の途中の景色って好きだな、と思う。
列車の窓の外を流れてゆく景色。
バスの窓の外で立ち止まる景色。。

何も深く知らなくて、
何も定着してなくて、
何も解決してなくて、
何も到着してない時の景色。。
不安と期待と緊張感の中で、
ただ目的地を目指している時の景色。。


さ、バロセロナは、もうすぐ。







BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-05-20 23:59 | Comments(4)

Auvers-sur-Oise 11:30am

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5月の麦畑が、ざわついている。
風が、ざわついている。
色彩が、ざわついている。
青々と、生き生きと。

あぜ道は、ひとけがない。
名前の知らない小さな鳥がずっと平和にさえづっている。
あの教会の鐘が、カーンと鳴る。

フィンセントという画家が、この村にやってきたのも5月。
交差し、ひるがえる、緑の光線の中を
キャンバスをかかかえて、嬉々として歩いただろうな。

5月から7月までの2ヶ月で、彼は、70点もの作品を次々に描き上げた。
オーヴェル・シュル・オワーズのいちばん美しい季節の
光の彩りを夢中でとらえようとした。

狂おしいのは、この世界の方だった。
画家は狂おしいほど美しい世界の彩りを、
ジャストフォーカスで、見てしまっただけだった。

発作は、だいたい2ヶ月に一度の間隔で
やってくることが、わかっていた。
パリで暮らす弟も、弟の妻も、疲れきっているのを知っていた。

5月から2ヶ月目の7月、この麦畑のほど近くで、
画家は心臓に向けて、ピストルの引き金を引いた。

弾丸は、助骨にあたり、心臓をはずれた。
画家はしかたなく、あぜ道を、歩いて、自分の部屋まで戻った。

弟が、かけつけ、兄のそばで、泣き崩れると、
兄は、やさしく弟に話しかけた。
「そんな顔するなよ。僕はすべてうまく行くようにやったんだから。。」

発砲から、3日後、7月のある日、
画家は息をひきとった。

パリのオルセー美術館には、
モネやセザンヌと同じボリュームで
彼の部屋がある。

その作品の鮮やかさと美しさは、
現物を見ないと決してわからないと思う。

そのすべての作品の中で、
狂おしいほど美しい世界に対峙しようとした
画家の色彩がざわついている。
画家の魂がざわついている。
5月の波打つ麦畑のように、
青々と、生き生きと。






BEAUTIFUL WORLD
by ayu_transit | 2007-05-13 22:45 | Comments(6)