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Cafe de Flore,St-Germain des Pres,paris,france 21:30pm,December 31

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12月31日のカフェ・ド・フロール。

もうずいぶん前にメトロは無料になっている。
明日の昼ぐらいまでね。

フロールに限らずどこのカフェもビストロも満席。
もうあとわずかで、一年が終わる。

高揚感と心地よい疲労感。

フロールの前には流線形の真っ赤なクラッシックMG。
カトリーヌ・ドヌーブやソニア・リキエルも
来てるんじゃないかな。。

パリは今回のノエルの演出として、
街をライトアップするすべての照明に
ヴァイオレットのフィルターをつけた。

だから、フロールも、マドレーヌ寺院もヴァイオレットに染まっている。
だから、ヴァイオレットの中を散歩して、
ヴァイオレットの中で過ごせる。

ほどちかいフロールのオリジナルショップによってから、
サン・ブノワ通りを歩く。
「ラティテュード」「モンタナ」「ビルボケ」といった
老舗のジャズスポットが並ぶ通り。
マイルス・デイビスとボリス・ヴィアンがパリをブロウした通り。
そして、マグリット・デュラスが息をひきとった通り。

12月31日のヴァイオレットの光の中のカフェ・ド・フロールが
少しづつ遠くなる。

できるだけ時間をかけて、ゆっくりと帰ろう。






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by ayu_transit | 2006-12-31 20:59

Pl. de la Concorde,paris,france 22:00pm


ロン・ポアン・デ・シャンゼリゼにある
レストランへ家族と行く。
ここは、あるひとの本に書いてあった。
セレブレティが「私の食堂」って呼んでて、
おいしくて、きどらなくて、居心地がいいって。

サンジェルマンの小さなホテルの
レセプションにこのレストランの予約を頼むと、
にっこり笑顔で引き受けてくれて、
あとで、インターネットからの地図の出力もくれた。

お店はシャンゼリゼの終点近くにあって、
シャンゼリゼのノエルのイルミネーションがテーブルから見える。

雰囲気は、堅苦しくないが、決して油断できない感じ。客筋よし。
ゆったりとしていて、薄暗く、
大統領官邸前の公園とシャンゼリゼが目の前という
開けた場所にあるので、気分ものびやか。
料理は、ヌーベル・キジュイーヌ風だが、ボリューム満点。
まあ、まず観光客はいない。。

しばらくして、となりに、品の良いカジュアルな服装の
中年のご夫婦が大きな犬君をつれて席につく。
犬君は、こういうところは慣れてるんだ....
と言わんばかりに、お行儀よく、
ご夫婦の足元にすわりおとなしくしている。
店員は、ご夫婦のオーダーを聞いた後、
一度奥に戻って、またやって来て、
とても慣れた動作で、さっと、犬君の前に水を置く。
私の母が、犬君に、ボンジュ〜ル、と話しかける。。
いやいや、夜はボソワ〜ルだから。。

シャンゼリゼの向こうにエッフェル塔が見える。
一時間おきぐらいに、全身にちりばめた
無数のイルミネーションが、激しくまばたく。
最初は驚いたが、何度か見ているうちに、やっと驚かなくなった。


食事を終えて、レストランからタクシーで
サンジェルマンのホテルへ帰る。
タクシーの空間って特別だと思う。
しかも車窓に映っているのがパリならなおさら。

終わって欲しくない時間。。

コンコルド広場の信号で止まっている時、
エッフェル塔のイルミネーションが、また激しくまばたいている。

ワインで、とろんとした頭で、
もう一時間たったのか、と思う。



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by ayu_transit | 2006-12-30 11:33

St-Germain des Pres,paris,france 18:30pm

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パリを散歩するのは楽しい。

日が暮れても、
お店がしまってても、
寒くても、
道に迷っても、
疲れてしまっても、
悲しくても、
楽しい。










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by ayu_transit | 2006-12-27 03:06

Cathédrale Notre-Dame de Paris,paris,france 17:00

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12月のパリ、
バラ窓のある教会で、厳粛なともしびを見ながら、
自分が子供の頃のクリスマスのことを思い出す。


サンタクロースは、完璧に信じていた。

小学校に上がるまで、事情があって、両親と離れて暮らしていた。
最近、南アルプス市という名前になった、山梨の山のふもとの町で
おばあちゃんとおじいちゃんと暮らしていた。
おばあちゃんは、おもしろくて、やさしくて、
最高だったから、毎日楽しかった。

神奈川に住む共稼ぎの両親は、ほぼ一週間おきに、週末、仕事が終わると、
父が運転するクルマで会いに来てくれた。

中央高速もなかったから、神奈川の家から、箱根の山を越えて、
山梨の家まで着くのに、最低でも片道4時間はかかったと思う。
当時は、まだ、週休一日だったから、
両親は、かなりハードだったんじゃないかな。

毎年、クリスマスは、翌朝になると、欲しいと言っていたものが
枕もとに置いてあった。

ある年、目覚めると、希望したものと違うものが、
枕もとに置いてあったので、東京で働く母に電話で抗議した。
母は、
「あれね、こっちのプレゼントの方がいいと思ったから
サンタさんと話して変えてもらったの」
とこともなげに言うので、ふうん、と納得した。
寒い山のふもとで暮らしていたその頃、
東京は、サンタもいるし、
なんでも出来る場所なんだろうなあ、と思っていた。

後で考えると、
両親は、毎年、クリスマスの日の夜、平日でも雨でも雪でも、
神奈川からクルマで箱根の山を越えて最低4時間かけてやってきて、
枕もとにプレゼントを置いて、
すぐに、また、最低4時間かけて帰っていったのだろう。
次の日、眠かっただろうなあ。。

だから、サンタクロースはいるか、いないか、という以前に、
両親が、サンタクロースだった。
そして、サンタクロースには申し訳ないが、
サンタがいても、いなくても
両親がいるからそれでよかったんだと思う。


濃厚な祈りに満ちているバラ窓の教会で、
信仰心の薄い自分についても考える。

でも、どう考えても、
神様を強く信じていなくても、
自分のクリスマスには、
とりかえのきかない思い出がつまっているから、
今でも、クリスマスが大好き、と、
胸をはって言える。







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by ayu_transit | 2006-12-24 04:03

Les Galeries Lafayette,paris,france 16:00pm

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パリの子供達が、クリスマスにどんな夢を見るのか。
クリスマスのギャラリーラファイエットと
プランタンに来ればわかると思う。

クリスマスのギャラリーラファイエットとプランタンは、
クリスマスに見る夢そのもののような気がする。

デパートの壁面を覆う上品で繊細な模様の光の壁。
毎年趣向が凝らされる楽しいショーウインドウでは、
キッチュな色使いの不思議の国のアリスみたいな世界の中で、
人形たちが楽しそうに踊る。

デパートの中は、オペラ座より派手かもしれない
アールヌーボーの吹き抜け、
その中央に、天井の見事なガラスのドームまで届きそうな
巨大で真っ赤なクリスマスツリー。

まぶたを閉じない方が夢が見れる、
こともある。







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by ayu_transit | 2006-12-20 02:42

Le Hotel de Ville de Paris,paris,france 18:00pm

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バスティーユのレストランの予約までは、
まだ、時間があるから、
ちょっと12月のパリを散歩しようよ。

パリに住んでる友人と、
サンルイ島から、市庁舎へ。
わあ、パリ市庁舎前は、スケートリンクが出来てて、
きれいなきれいなメリーゴーランドとかもあって、
煌々とライトアップされてて、
パリのこどもや大人が楽しそうにすべってて、
なんだか、目が開けていられないくらい、
すべてがまばゆいなあ。

こんな景色や、ライトアップされて明るくなった
パリ市庁舎の上空の澄んだ深いブルーの空を見てると、
この世界ってのは、生きてることへの贈り物なんだなあ、
と思わずにはいられない。
パリがあってよかった。
ここの場所にこれてよかった。
友人と出会えてよかった。

パリのそれはそれはかわいい子供達が
もったいないくらいの笑顔でくるくる回る
メリーゴーランドの写真をしばらく撮ったら、
ちょっと、お茶でもしましょうか。

近くのB.H.V(ベーアッシュベー)というデパートの地下に、
ちょっと面白いカフェがあるんですよ、
って友人が教えてくれる。

いこういこう。

バスティーユのレストランの予約までは、
まだ、時間があるから。








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by ayu_transit | 2006-12-18 12:50

Les Prantemps,paris,france 16:00pm

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パリ。
クリスマス&ニューイヤー。
プランタンデパートのショーウインドウ。
毎年子供たちのために趣向が凝らされる。
パリの子供たちがうっとりとながめる。

そのパリの子供たちと、ショーウインドウと、
手すりのピンクをうっとりとながめる。

パリの大人たちは、子供たちのために
そして、自分たちのために、
クリスマス&ニューイヤーの趣向をこらす。

子供たちはデコレーションというものをしっかり学ぶだろうな。
生活をきれいに飾って、より楽しく生きる、
ということをしっかり学ぶだろうな。

パリで年を越したのは、2回だけ。
たったの2回だけでは、学びきれない。







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by ayu_transit | 2006-12-10 19:14